NBA ドラフト1位にかかるプレッシャーとは?


5/19にブルックリンのバークレイズセンターでロッタリーチームの指名順位を決定するくじ引きが行われましたね♪
結果として最下位チームのミネソタティンバーウルブズが1位指名権を手に入れました!
2004-2005シーズンにオーランドマジックが1位指名権を手に入れて以来の最下位チームの1位指名権だそうです!!
確率は25%だからもっと最下位チームが選ばれてもおかしくないのですが、不思議なものですね!

 NBAのドラフトについてまとめられた記事はこちら
 NBAドラフト会議の形式をまとめてみた!!

ドラフト1位の選手となるとどうしてもその期待が異常にかかってしまいます!!
そんなドラフト1位にかかる選手のプレッシャーについて書かれた記事がありましたので紹介します!!

The Plight of No. 1: Leading Off NBA Draft Is an Honor, but Often a Curse Too

Leading Off NBA Draft Is an Honor, but Often a Curse Too

来月に2015-2016シーズンのドラフト1位が決まる
だれが1位指名権を手に入れるかというのがもっぱらの話題になっている
それもそのはずだ!ドラフト1位という称号を手に入れる選手、そして4年間で2600万ドル(31億円)の年俸を手に入れることができるのだから

NBAルーキーにとってNo1という称号はプレッシャーになって全く嬉しくない称号となっている
2008年に1位指名を受けたデリックローズはこう語っている

"It's just the pressure, man,It's a lot of pressure being in that No. 1 spot."
(プレッシャーだよ、No1という称号は多くのプレッシャーをもたらすよ)

No1は常に成功だった、失敗だったというレッテルを張られる
そして多くの人たちに即戦力と見られる、長期間で育てようとは思われない
それがプレッシャーとなっている

No1は過去のドラフト1位の選手と比べられ、その選手はNo1の称号とレッテルを永遠につけられることになる
・デリックローズやジョンウォールはチームに勢いつけた
・アンドリューボーガットは魅力的な指名ではなかった
・クワミブラウンはNo1という称号につぶされた
と言った具合につけられてしまう。。。

ウィギンスと今シーズンのドラフト1位

来月にはドラフト1位が決まる!!
今のところ、ケンタッキー大のJahlil Okaforかケンタッキー大のKarl Anthonyが現在の1位指名の有力候補と見られている
どちらの選手が1位になろうとも今年は2014年のドラフト1位のアンドリューウィギンスの意見を聞くことができる
ウィギンスは常に自分自身に自分の仕事を全うすることだけを考えるようにしていたようだ
そしてネガティブな情報を取得しないようにすることが大事だそうだ

失敗したと言われる選手たちについて

Googleにて"NBA draft busts"(NBAドラフト失敗)で調べると200000件もヒットする
そしてそこには1位指名意外でも残念な選手が名指しされている 例えばアダムモリソン、ダーコミラティッチなど
またドラフト1位の失敗といって思い当たるのは以下だろう

  • ジョースミス ゴールデンステイトウォーリアーズ 1995
  • マイケルオロワカンディ ロサンゼルスクリッパーズ 1998
  • クワミブラウン ワシントンウィザーズ 2001
  • アンドレバルニャーに トロントラプターズ 2006

私たちは彼らにインタビューを申し込んでみた、しかしバルニャーニ以外は反応してもらえなかった(バルニャーニはのちほど)
視点を変えて、自身も1位指名を受け、1位指名(クワミブラウン)の指導もしたことあるダグコリンズに意見を聞いてみた

"クワミブラウンは長い期間をかけて育ててあげたいと思っていたので、そのためにも彼にかかるプレッシャーをのぞいてあげたかった
彼の顔がみるみる悪くなるのを感じていた、私は彼がより成長できると思っていただけに本当に申し訳なかったと思っている"

NBAのキャリアは幸運と不運の連続である
その中で、チームメイトであったり、コーチであったり、医療チームに支えられながら育って行く!
そしてドラフトの指名権を選べない彼らにはこれらのことをコントロールができないのだ
しかもドラフト1位はほとんどの場合がロッタリーチームと昨シーズン低迷したチームばかりでもともとプレイするのには難しい環境であることが多い
そんな中で活躍するのは相当難しいことである!



もしクワミブラウンが2001年の10位や15位指名だったら現在違った評価で続けていれたと思う
それは2006年のバルニャーニにも同じことが言える
1位指名だったからこそ、残念という評価を受けているだけでバルニャーニが10位指名であれば何も問題にはならなかったはずだ

2012年に1位指名されたペリカンズのアンソニーデイビスもはじめは懐疑的な意見も聞かれたがヘッドコーチが常にそのプレッシャーを取り除いてくれ
今はNBAファーストチームに選ばれるくらいの活躍を見せてくれるようになった

バルニャーニについて


バルーニャーニの話に戻す、バルニャーニは2005年にクリスポールやデロンウィリアムズを抑え1位で指名されている
クリスポールのキャリアと比べると物足りないと言われるのは分かる
しかし、今シーズンバルニャーニは15.9ポイント、10.2リバウンドと素晴らしい成績を残している

バルニャーニはインタビューで
"私はチームのためにプレイすることができている、今のチームで私は満足だ"
と周りの意見を気にしていないようだ
そして彼の自信は数字でも示されており、ディフェンスのRPM(コートに立っている時間の得失点差)はリーグ1位なのである



来月にはTowns、Okafor、Russellのだれかが1位指名を受けるのは間違いないだろう
彼らの名前が呼ばれたら、家族、友人とハグをし、ステージにあがり、コミッショナーのアダムシルバーと握手を交わす、そして最初の野球帽をかぶせてもらうのだ

そのときの経験をウィギンスは"すべての子供の夢だ"と語っている

No1の指名を受けた選手はたくさんの困難が待ち受けているが、彼らにつけられる称号が良い称号であることを祈る!!



今シーズンの選手も期待値が高い選手が多いのでだれが指名されるのか楽しみですね♪
しかもウルブズはウィギンス、ゲイ、ルビオ、ガーネットとサポートできる選手が多くいるので3年くらいで育ってくれれば嬉しいですね♪



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