以前にNBAドラフト1位の選手は相当のプレッシャーがかかり、つぶれてしまうことがよくあるというブログを記載しました
NBA ドラフト1位にかかるプレッシャーとは? | Love BasketBall
最近ではキャブスで1位指名されたアンソニーベネットが不名誉な称号を受けています
その名は
”NBA史上で最も失敗したドラフト1位指名選手”
というものです。
ドラフト会議で指名後の会見の時は他の選手とは一味違うオーラを出していたのですが、今では出場時間も抑えられている状態です。。。
しかし、そんなベネットを欲しがっているというチームの噂があがっています!
それは 「オクラホマシティサンダー」 です!!
なぜサンダーが最も失敗したドラフト1位指名選手の獲得を打算しているのかを分析した記事がありましたので紹介します♪
Why Oklahoma City Thunder Should Explore Trade for Anthony Bennett | Breacher Report
Why Oklahoma City Thunder Should Explore Trade for Anthony Bennett
オクラホマシティサンダーはミネソタティンバーウルブズのフォワードであるアンソニーベネットを救済することができます
フォワードのベネットはドラフト1位で指名され、これまで期待に応えることはできなかったが、22歳と若くその才能を開花させる余地を大きく残されており、リスクで言えばかなりの低リスクとなります
2年間で複数のチームを渡り歩いたベネットだが、近い将来再びそのチームを変更する可能性があります
ESPNのMarc Steinはカールアンソニータウンズを指名できたことにより、ベネットをトレードすることは可能だとリーグ全体に周知したと報じました
ベネットは昨年のケビンラブのトレードの一部として使用されウルブズに加入し、全57試合で5.2ポイント 3.8リバウンドを記録しました
タウンズが加入し、ユーロMVPネマニャビエリツァ、ニコラペコビッチ、ゴルグイディエング、ケビンガーネット、アンドリューウィギンズがいるアドレアンペインがいるフロントコート陣ではベネットの活躍の場はありません
一方、サンダーは今年のドラフトでスモールフォワードのポジションの選択を見送りました
ケビンデュラントが右足を3か所手術し1シーズン戦える保障がない中で、サンダーはウイングで質の高い控えを用意しなければなりません
ベネットの評価はかなり低く、サンダーがトレードで獲得を考えても見返りを多く求めないだろう
これは1月にディオンウェイターを獲得した方法と同じく、若い才能を安く買うことができる機会となる
ベネットは6.8フィート(203cm)、245ポンド(111kg)は中流のプレイヤーとしては、まずまずの運動能力とスピードを持っている
ベネットが大学時代のシュートタッチを取り戻すことができれば、KDの後ろを埋める第2のスコアリングポジションになれる可能性があります
もしベネットが活躍しなかったとしても、チームは獲得のために大きな犠牲を払う訳でもないのでとてもリスクの低い賭けになる
ベネットの成長の可能性
確かにベネットは崖っぷちに立たされている状況です
ベネットは怪我をしてしまい、164試合中、106試合の出場に限られています
言い換えればベネットのキャリアは66.4%しか健康でなかったということです
クリーブランドプレーンディーラー(アメリカの全国紙)のJodie Valadeは、健康面の問題はクリーブランドキャバリアーズ時代の怪我が今の状態につながっていると報じています
コンディションについて、長い期間をかけて再生できるよう取り組んできた 私はコート上でハードにプレイし、改善を試みたいと思っているが、コーチがプレイさせない日もある。そういった日が一日置きにあるのさベネットはコート上で才能を示そうとしたときの結果にはがっかりさせられます
UNLV時代はフィールドゴール%は53.3%、3P%は37.5%だったが、これらの才能を次のレベルに上げることができていない
NBAに入ってからはフィールドゴール%は39.3%、3P%は26.3%と悲惨な数字となっています
と言ったものの、2014-2015シーズンの3P%は30.4%とジャバリパーカー(バックス)やジェークロウダー(セルティックス)よりも良い数字を残している
最後に、ベネットの平凡なディフェンスは大学時代から問題となっていた
ポートランド大学戦ではポストのディフェンスに関して最低限の仕事も行えていなかった
ベネットはディフェンスにおいて、NBAに入ってからも改善ができていません
キャブスのルーキーとして出場した試合では、100%出場したら107点取られています
ウルブズではポストでのディフェンスが改善できています
ベネットの欠点を指摘するだけの議論は簡単ですが、ベネットには反論できる余地もあります
貧しいコンディション、怪我、それぞのコーチングスタッフによる哲学、あるいはこれらの3つの組み合わせによってベネットの力を発揮させる時間を与えることができていなかった
ベネットのキャリアでの平均出場時間はわずか14.3分しかありません
2004年以降、最初のシーズンで平均出場時間が28分以下の選手は2人しかいません
グレッグオデンとアンドレバルニャーニしかいません
しかしオデンは、怪我の状態でも平均で21.5分(ルーキー)、23.9分(2年目)プレイし、バルニャーニも25.1分と23.9分の時間プレイしている
ドラフト1位指名の平均出場時間 | |||
---|---|---|---|
選手名 | 加入年 | 1年目 | 2年目 |
アンドリューウィギンス | 2014 | 36.1 | TBD |
アンソニーベネット | 2013 | 12.8 | 15.7 |
アンソニーデイビス | 2012 | 28.8 | 35.2 |
カイリーアービング | 2011 | 30.5 | 34.7 |
ジョンウォール | 2010 | 37.8 | 36.2 |
ブレイクグリフィン | 2009 | 38.0 | 36.2 |
デリックローズ | 2008 | 37.0 | 36.8 |
グレッグオデン | 2007 | 21.5 | 23.9 |
アンドレバルニャーニ | 2006 | 25.1 | 23.9 |
アンドリューボーガッド | 2005 | 28.6 | 34.2 |
ドワイトハワード | 2004 | 32.6 | 36.8 |
ベネットに関してはキャブスで12.8分、ウルブズで15.7分の平均出場時間を記録しました
しかしこの出場時間だけでサンプルを取るのに重要でしょうか?
Hardwood ParoxysmのDerek Jamesはベネットを評価するのには時間が足りていないと述べているベネットは自身の体重を気にしており、減量にも取り組んでいる
ベネットはまだ22歳という若さであり、もう数年するとドラフト指名の順番は関係しなくなってくる
早くベネットはフィットするチームを探し、ドラフト1位での指名は正しい逸材だったと証明してほしい
ベネットは1カ月で12ポンド(5kg)の減量に成功している
ケビンデュラントの控えの不足
サンダーは昨シーズンの最後27試合で、デュラントの代わりの選手を見つけるのに非常に苦労しましたケビンデュラントの控えの成績(2014-2015) | |||||||
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Name | FG% | 3P% | PPG | RPG | PER | Off. Rating | Def. Rating |
ペリージョーンズ | 39.7 | 23.3 | 4.3 | 1.8 | 6.9 | 92 | 108 |
カイルシングラー | 33.3 | 37.0 | 3.7 | 2.1 | 5.8 | 98 | 107 |
アンソニーモロウ | 46.3 | 43.4 | 10.7 | 2.6 | 14.8 | 124 | 108 |
ディオンウェイターズ | 39.2 | 31.9 | 12.7 | 2.9 | 10.1 | 95 | 108 |
正しいコーチングでベネットをデュラントの控えとして成長させることはできるのか?
昨シーズンの最後でベネットがシュート打つことはほとんどありませんでしたが、シュートチャート見ると、ゴール付近でのシュート確率は予想以上に良い結果となっている
自信を得ることによって、ベネットはピックアンドポップのオプションとして成長することができる
そして、ベネットはサイズに似合わない爆発的な運動能力を見せることがある
ESPNによると、ベネットの2年目はマッドバーンズ、テレンスロス、ランススティーブンソンの有名な選手よりも11.41PERという素晴らしい成績を残しています
サンダーの台所事情
サンダーは他チームのドラフトで失敗した選手を取ることに成功している歴史があり、
2位指名のハシームザビードやユタジャズからエネスカーターを取得した実績があります
チーム変えて成功した選手の例としてマイケルビーズリーのような選手がいます
ベネットのようにビーズリーも2位指名されて、過大な期待をかけられました
マイアミヒートで2シーズン過ごした後、オフコートの素行の悪さが目につき、解雇された
しかし新天地ウルブズでで新しい人生を見つけることができました
オクラホマシティサンダーでは、カンターのようにサージイバカやスティーブアダムスのようなディフェンスが得意な選手と同じフロアに立たせることによってディフェンスの悪い部分を隠すことができます
デュラント、ウエストブルックといったスーパースター達がいることで勝者のメンタリティを付けることができます
その代り、チームはベネットにヤル気とよりしなやかなプレイができるように指導しなければならない
サラリーキャップを超えているサンダーがベネットの580万ドルのサラリーを受け入れるのは容易なことではないが、今シーズンペリージョーンズとスティーブノバグのサラリーを空けることにより受け入れることができるのではないかと一部マスコミで報道されています
2016年はベネットに賭けをする!!そして次の年はチームオプションで730万ドルの支払いで済むのだ
既に次のシーズンは8810万ドルのサラリーキャップの中で新しいスモールフォワードを探すのはかなり難しい状態となっている
チームの唯一のオプションはカイルシングラーをミッドレベル例外条項で放出するか、どこかのチームでトレードするしかありません
リスクを最小限にしてスモールフォワードを取得する方法はベネットを取る以外にあまり道はありません
ベネットが活躍できる場所はオクラホマシティサンダーです!!
長々とアンソニーベネットを獲得するべき理由を書いていきました♪
まとめると獲得すべき理由は以下の通りですかね
- 不名誉な称号を付けるにはプレイングタイムが少なすぎる
- 安く獲得し、失敗しても来年には契約を切ることができる
- 活躍してくれればチームオプションで来期も確保が容易
たしかに今のサンダーの現状で補強をするとなると、若手で成長する可能性がある選手を取るしかないですよね
ただベネットが覚醒する可能性は高いのだろうか…
ドラフト1位で失敗した選手はたくさんいますし、クワミブラウンやマイケルオロワキャンディもそのプレッシャーから逃れられなかったですよね
そのあたりも含め、ベネットには注目しないといけないですね!
1位のプレッシャーを跳ね除け、躍進できるかどうか!期待したいと思います♪
最近、ウルブズのことが気になってウルブズニュースが多くなるかもしれないです!笑
以上、「NBA史上最悪な選手をサンダーが取るべき2つの理由!」でした
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