ロサンゼルスクリッパーズはロケッツとのプレイオフを3勝1敗として有利な展開に持ち込んでいますが、その熱い試合とは別にハック戦術について話題が盛り上がっています
ロケッツとの第4戦でデアンドロジョーダンが1試合で試投したフリースロー数は28本とNBA記録!!
普通にプレイしていたらこんな試投数はありえません。。。
Hack A DJという戦術を受けたからこんな試投数があったのですが、ハック戦術とはどんなものなのでしょうか?
今回は最近話題のハック戦術についてまとめてみました!!
ハック戦術とは
そもそもハック戦術とはどんなものかというと、フリースローが苦手な選手にわざとファールをしてフリースローを打たせる
というものです。。。
1本でも外してくれれば2点取られるよりもダメージが少なくなり、しかもフリースロー中は時間が止まり相手は時間をかけることができないというものです。
ハック戦術の始まりはいつ?
ハック戦術の始まりはウィルトチェンバレンの時代だそうです。ウィルト・チェンバレンが意図的なファウルを頻繁に受けて、リーグが問題視し始めた。初めのころはオフ・ザ・ボール(ボールを持っていない人)の選手へのファウルに対する決まりがなかった。得点能力は高かったがフリースローの下手なチェンバレンは相手ディフェンダーから逃げるため走り回っていた。ウィルトチェンバレンといえば1959-1973というNBAの黎明期を支えた選手で1試合100得点という記録を残した伝説的な選手です
かなり古い時代にハック戦術の元祖となるものが形成されたようです
ハック戦術を有名したハック・ア・シャック
ハック戦術を戦術として確固たるものにしたのはハック・ア・シャックだと断言できますそれまでもハック戦術を受ける選手はいましたが、シャックほどたびたび受けた選手はいないでしょう!
その証拠に今回デアンドロジョーダンが記録を塗り替える前まではシャキールオニールが27本で記録を持っていました
またハック・ア・シャックを受けすぎてシャックがブラッド・ミラーの首を締めるという事件があったりしましたね
ハック戦術に対してリーグやレジェンドの反応は?
コミッショナーのアダムシルバーは以前ハック戦術について聞かれた際に以下のように早急の対応をするといった考えはないようです。シルバーは、「長期的に考えないといけないこと」と、肯定も否定もしない立場を貫いたままだが、「以前、マイケル・ジョーダン、ラリー・バードら偉大な元選手たちと、この件について話をしたことがあったが、彼らは、選手たちがフリースローを練習すれば良いだけのことで、試合のオプションの1つだ、と言っていた。ただ、テレビ中継にとっては試合をつまらなくする要因でもあるので、私も態度を決められていない」マイケルジョーダンやラリーバードといったレジェンド達の発想はさすがですね、フリースローを練習して入れればいいだけ!
たしかに50%を70%くらいには向上できそうな気がしないですもんね♪
ただ一応リーグは5月のGM会議や6月の競技委員会での議題には挙げるようです
ハック戦術を受けているデアンドロジョーダンの反応は?
プレイオフでスパーズ、ロケッツからハック戦術を受けているデアンドロジョーダンですが、記者からの質問に対しては笑いながらとくに何も答えずに出て行きましたまあ聞かれたところで選手としては打って入れるしかないですよね
DeAndre Jordan Walks out of Presser Laughing When Asked About Hack-a-Jordan
管理人としてはハック戦術があまり行き過ぎるのはNBA全体にとって良くないのではないかと思います
特に最近はボールを持っていない選手に対しても平気でファールをしているのを見ると試合全体が面白くなくなるので、
せめてボールを持っている選手以外への故意のファウルはフリースロー+ボール保持でも良い気がします
今シーズンはそういった処置がないため、今後もレアンドロジョーダンはファウルを受け続けていくと思います
デアンドロジョーダンのフリースローの成功率がクリッパーズのNBAチャンピオンへの鍵となるでしょう!!
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