2015年のドラフトは6/25日(日本時間 26日)にバークレイズセンターで行われます!
ドラフト1位はミネソタティンバーウルブズ、2位はLA レイカーズ、3位は76ersとなっており、誰がドラフト1位になるのかが話題になっています!
(ドラフトの日程や詳細についての記事は NBAドラフト会議のスケジュール決定! をご覧ください!!)
そういった話題から少し離れて注目なのが、サンアントニオスパーズ!!
1997年以降、プレイオフ進出を逃したことがないこのチームはドラフトの順位はいつも下位指名権ばかり!
それでも、トニーパーカーやマヌジノビリなどのビッグ3の2人を獲得しています
ドラフトで良い人材を発掘するのに定評があるスパーズがまた奇跡のドラフト指名ができるかどうかの記事がありましたので紹介します♪
Can San Antonio Spurs Pull Another NBA Draft Miracle? - Bleacher Report
Can San Antonio Spurs Pull Another NBA Draft Miracle?
1997年のドラフトにおいてサンアントニオスパーズは何かを深く考える必要は全くありませんでした
その10年前にスパーズがデビットロビンソンを指名したように、ティムダンカンを指名しました
少しの運とタイミングが王朝を構築するためには必要となります
しかしスパーズはティムダンカンを指名してからの20年は、スパーズにとって最適な人材を手に入れるために独自の戦略を用いてドラフトに臨むようになりました
従来のチームを構築する方法は、フリーエージェントやトレードを元に構築するものでしたが、スパーズはこの動きが活発になるころには、チーム構築を終えています
今回のドラフトの指名権は26番目の指名権です
今までの経験上、サンアントニオスパーズ以外のチームでこの指名権で素晴らしい選手をピックするという話題だが上がるのは稀です
ゼネラルマネージャーのRCビュフォードとスカウトスタッフは、下位指名権でも戦力となれる人材を見つけれるようなシステムを作り上げました
彼らは1999年の57位指名マヌジノビリ、2001年の28位指名のトニーパーカーを指名、2007年の28位指名のチアゴスプリッターを指名し、とても効果的なスパーズのドラフト指名システムを構築してきました
2008年の26位指名でジョージヒルを指名、これがのちにクワイレナードを中心としたトレードに結びつきました
ジョージヒルはインディアナペイサーズでスターターを取る選手に成長しています
また第2順目指名ではゴランドラギッチやルイススコラを指名しています
パターンを確立し、長期的に続いているのはとても良いことです
昨年の夏に指名したカイルアンダーソンがボリスディアウのポジションを奪い取ることができたときにこのパターンが成功したと言えます
また忘れてはならないのが2013年に指名したリビオチャンチャールズもどのように成長するか楽しみだ
The Needs
今月末にあるドラフトのようにスパーズのフリーエージェントになる選手の行方がどうなるかは決まっていません
制限付きFAのクワイレナードは再契約できる見込みだが、レナード自身が変化を求めた場合はうまく交渉が進まないかもしれない
ダニーグリーン、マルコベリネリ、コーリージョセフは完全FAとなります
またティムダンカン、マヌジノビリは引退を考える可能性もあります
ほとんどの場合、ローテーションの戦術を使用する場合、フロントコート、バックコート、ウイングすべてに良い人材を配置する必要があります
少なくともカイルアンダーソンについてはもう2年程度は成長を見守らないといけません
San Antonio's Contract Statuses for 2015-16
選手名 | 2015-16年契約状態 |
---|---|
トニーパーカー | $13,437,500 (2017-2018まで契約) |
ティムダンカン | 完全FA |
チアゴスプリッター | $8,500,000 (2016-17まで契約) |
ボリスディアウ | $7,500,000 (2017-18 サラリー保証なし) |
マヌジノビリ | 完全FA |
ダニーグリーン | 完全FA |
パティミルズ | $3,578,947 (2016-17まで契約) |
クワイレナード | 制限付FA(クオリファイングオファー$4,433,683) |
マルコベリネリ | 完全FA |
アーロンベインズ | 制限付FA(クオリファイングオファー$2,596,250) |
コーリージョセフ | 制限付FA(クオリファイングオファー$3,034,892) |
ジェフエイアーズ | 完全FA |
カイルアンダーソン | $1,142,879 (チームオプション2017-18) |
マットボナー | 完全FA |
レジ―ウィリアムズ | サラリー保証無 $1,185,784 |
簡単に言えば上記の状況は短期的ないくつかの案に影響を与えます
ただスパーズに急いでほしいという意味ではありません
たとえジノビリやパーカーのように低い順位で良い選手を取ったとしてもオールスター選手になるには数年かかるという事実は忘れてはいけません
ドラフトで獲得した選手は即戦力より時間をかけて育てたほうがチームに貢献してくれるだろう
サンアントニオのスイングマン(グリーン、ジノビリ、ベリネリ)は、レナードがチームを離れた場合に問題を抱えてしまいます
マットボナーのスパーズを離れる可能性もあります。
(完全FAになって変化を求めた場合、何があるか分からない)
そうなった場合は他のビッグマンを獲得する必要があります
制限付きFAのアーロンベインズが他のチームのオファーにマッチした場合、ビッグマンの不足はさらに深刻となります
トニーパーカーとパティミルズは契約下にいます
コーリージョセフの才能ではトレードとしての材料として問題ありません
スパーズは特定のポジションの選手を探すよりも、スパーズのチームスタイルにあった選手でディフェンスが上手い(ディフェンスでエースになれる人材)選手を獲得しているように見える
多分ブレイクグリフィンやデアンドロジョーダンと言った運動能力が高い選手に対抗するためだと考えられます
またスパーズはキックアウトから3Pが打てる選手を好んでいます
こういったスパーズの需要を考えると、供給市場(ドラフトやフリーエージェント)からどのような選手を獲得しようとしているかが分かるのではないでしょうか?
The Scenarios
サンアントニオスパーズのフロントには常に専門家がいないのではないかと思うくらいの行動をし、専門家や批評家を困らせる
組織を継続に運営し次のステップに向かって行くために議論を行う必要があります
どんな可能性でも議論しつくしているようです
専門家がいないというのは良い情報が不足しているという意味ではありません
これはスパーズがドラフトによって指名した選手を中心にチーム構成を考えているということです
歴史的にこの戦略を用いた場合にdraft-and-stashを行った場合は海外の選手が多く含まれていました
(draft-and-stashは眠れる才能を引き出すみたいな意味です)
その条件にあったのが東欧出身の2人のセンターです
Arturas GudaitisとNikola Milutinovがその該当者でそれぞれリトアニアとセルビア出身です
この2人が選ばれること自体は不思議ではありませんが、ほとんどの専門家は2巡目指名で考えている
専門家が不思議に思っても2人を選択することをサンアントニオのフロントの価値感では不思議に思うことはないだろう
GudaitisもMilutinovは1,2年は海外でプレイすることになるだろう
このようなシナリオは最終的に海外のどのリーグでプレイしているに依存してくるだろう
Bleacher Reportの専門家Jonathan Wassermanは、他にもスパーズが狙いそうなシナリオを教えてくれました
マケドニアのCedi Osmanはサンアントニオスパーズのスタッシュオプションで指名される可能性がある
彼はDario Saricと共にユーロリーグで活躍した姿を見せてくれました
6.8フィートで選手でボールの扱いが上手く、オープンシュートを確実に入れる力を持っています
Guillermo Hernangomezはドラフト指名されそうな有名な選手の1人です
彼はスペインリーグ(ACB)で最も効率的な若い選手で、Kristaps Porzingisとプレイし注目を浴びました
NCAAから指名する場合は、ルイビル大学のTerry Rozierという可能性もある
彼はタフにプレイし、守備的な思考を持ったガードで、トランジションとゴールへのアタックの才能がある
Rozierはコーリージョセフがフリーエージェントでサンアントニオを去った場合はかなりの高い確率で選択されるだろう
彼の能力はまだシックスマンのレベルには至ってないが、成長すればジョージヒルのように発展する可能性を秘めている
NCAAのランクはその選手のポテンシャルの格付けに直接的な影響を与えてしまいます
スイングマンのJustin Anderson(バージニア大学)とAnthony Brown(スタンフォード大学)の両選手はベンチから出場し2つのポジションで活躍することができる
今までのサンアントニオの歴史を学ぶと彼らのような選手が将来スパーズのスターターに名を連ねている可能性がある
もしスパーズがジノビリのようなスキルをもった選手の置き換えで司令塔を望むのであれば、ノースカロライナ大学のJ.P Tokotoを選択するだろう
この人材は2011年にレナードをトレードで取得したように、トレードに活用する選手としても見込まれます
スパーズという組織は堅実で26位指名権あたりで確実に成長できる選手を選んできた
そういった選手のリストの中にバルセロナのマリオヘゾンジャがいるが、彼は今回のドラフトで10位以内で指名されることが有力視されている
サンアントニオスパーズはトレードの人材という意味での戦力は他チームに比べると弱いが、しかしそれはチアゴスプリッターのような存在の将来の見通しを立てるのに役立った
パティミルズのような選手はもしかしたら使い捨てのような選手かもしれないが、ポジションが被る3人の選手がいても契約下にいる
スパーズの順位でマリオヘゾンジャが手に入るという奇跡がおきれば一番良い結果だろう
ただこの選手が手に入るという保証はどこにもないので、スパーズのフロントは他チームに打診をしつつ選手を選択している
それはグレッグポポビッチの思考、戦術に適合し正しくプレイできる選手を求めている
スパーズにある思想でるドラフトの成功を後から得る方法は2015年で実施されるかは分かりません
また次のシーズン、そのまた次のシーズンかもしれません
しかし最終的にはスパーズが選択した選手たちがサンアントニオの奇跡的な経営のラインナップとして紹介されることは間違いありません!
と長くサンアントニオスパーズがどの選手を狙うかについての記事を紹介しました
とりあえず要約するとこんな感じかな?
- マリオヘゾンジャ(他のチームに指名される可能性大)
- Arturas Gudaitis (ドラフトアンドスタッシュ)
- Nikola Milutinov (ドラフトアンドスタッシュ)
- Cedi Osman (ドラフトアンドスタッシュ)
- Guillermo Hernangomez
- Terry Rozier (NCAAから選択するなら)
- J.P Tokoto (ジノビリの代わりを選択するなら)
ジノビリやパーカーといった選手を下位指名権で取得したスパーズのスカウトはさすがだと思います!
年々スパーズのように海外の良い選手を取得する傾向が強くなってきているので、実はNCAAの選手とかが穴場だったりするのかもしれないですね!(んなことはないか…)
今年のスパーズのドラフトに期待しましょう♪
以上、「スパーズはドラフトで再度奇跡を起こすことができるのか!?」でした
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